定年が近づくにつれて、
特別な出来事があったわけではないのに、
「このままでいいのだろうか」と感じる時間が増えていきました。
仕事はそれなりに順調で、
大きな不満があるわけでもありません。
それでも、心のどこかが落ち着かない感覚がありました。
私の場合、その不安は突然ではなく、
日常の中の小さな出来事から始まりました。
再雇用の話題が出始めたこと、
周囲が当たり前のように将来を決めていく様子を見たこと。
その一方で、自分自身は
「はい」と素直にうなずけない感覚がありました。
今振り返ると、
当時の私は「不安を感じてはいけない」と
どこかで思っていたように感じます。
生活は成り立つ。
仕事も続けられる。
それなのに不安になる自分を、
うまく説明できませんでした。
今思うと、
その不安の正体は「仕事」や「お金」そのものではなく、
自分で選んでいない感覚だったのだと思います。
流れに任せれば問題は起きない。
でも、その先にある時間を
自分が納得して過ごせるのかどうか。
そこに迷いがありました。
もし、定年前後に
「このままでいいのだろうか」と感じているなら、
その感覚は、決して特別なものではないと思います。
すぐに答えを出す必要はありません。
私自身も、答えが出るまでに
時間がかかりました。
このブログでは、
そんな迷いの中で考え、行動してきたことを、
少しずつ書いていこうと思います。